※2000年以降にお建てになられた方は必ずこの記事をお読みください!
難付着サイディングボードとは?
難付着サイディングボードとは、外壁材の表面に、光触媒や無機などのコーティングがされており、一般の塗料(下塗り材)との密着が悪いサイディングボードのことをいいます。
一般の下塗り材で塗装しても密着せず、塗ったとしても、塗った直後にはわかりませんが、時期にすぐ塗装が剥がれてしまうので、必ず専用の下塗り材で塗装しなくてはなりません。
知識のない業者が施工すると必ず不具合を起こすため注意が必要です。

この難付着サイディングボードは2000年ほどから「メンテナンスフリー」といううたい文句で新築の外壁に使用されるようになりました。
しかし、現実的に「ずっと塗装しなくてもいいサイディング」は、ありません。
2021年の現在では、このサイディングも劣化がみられ、外壁塗装の時期に突入しています。
全国的にこのサイディングに関するトラブルが非常に多く、トラブルに巻き込まれる方が少しでも減ればと思いこの記事を書こうと思いました。
難付着サイディングボードの見分け方は?
①外壁を手で触ってみて、チョーキング(手に粉がつく現象)が出るか出ないか。
難付着サイディングボードは色あせしにくく耐用年数も長いため築10年ほどではあまりチョーキングが発生しません。
築10年以上経過しているけれど外壁に艶が残っており、チョーキングも発生していなければ難付着サイディングボードである可能性が高くなります。
②ウエス(ボロ布)にラッカーシンナーを染み込ませ、外壁の目立たない箇所を強く擦る。
強く擦ってみてウエス(ボロ布)に塗料がつけば普通のサイディングで塗料がつかなければ難付着サイディングになります。
これも見分け方の一つの方法です。
また、光触媒などの技術が外壁材に用いられ製品として広がり始めたのが2001年以降なので、新しい建物ほど難付着サイディングボードの可能性が考えられます。

難付着サイディングボードはチョーキングしません
難付着サイディングボードに適した塗料(下塗り材)は?
難付着サイディングを外壁塗装する場合の注意点としては、必ず専用の下塗り材を使うという事が重要です。
アステックペイントの下塗り材ですと、プレミアムSSシーラープライマー(白)です。
このプレミアムSSシーラープライマー(白)は、光触媒塗膜だけでなく、フッ素樹脂塗膜、無機系塗膜などの難付着塗膜にも対応していて密着性に優れています。
もちろん普通のサイディングにも密着が良いので、もしも難付着サイディングかどうか判断が付きかねる場合は、最初からこのプレミアムSSシーラープライマー(白)を使用すれば間違いありません。
「まとめ」
このように、難付着サイディングボードを塗装するときは、必ず専用塗料(下塗り材)を使う必要があります。
お客様の大切なお住まいを守るためにも、難付着サイディングかどうかの判断や塗料選定など、しっかりした知識と技術を持った塗装業者に依頼しましょう。