難付着サイディングボードについて

※2001年以降にお建てになられた方は必ずこの記事をお読みください!
難付着サイディングボードとは?
難付着サイディングボードとは、初めから外壁材の表面に特殊なコーティングをしてある外壁材です。
 
表面に光触媒・無機・親水・フッ素などのコーティングがされており、汚れにくい、色褪せにくい、紫外線に強いなどの大きなメリットがあります。
 
このサイディングは、この特殊なコーティングがしてあるので特に外壁塗装の際には注意が必要で、一般に使用されている塗料(下塗り材)との密着が非常に悪いということから難付着サイディングボードといわれています。
一般の下塗り材で塗装しても密着せず、塗ったとしても、塗った直後にはわかりませんが、じきに塗装が剥がれてしまうので、必ず専用の下塗り材で塗装しなくてはなりません。
​※知識のない業者が何も知らずに、そのまま塗装してしまうと、必ず不具合を起こし、取り返しのつかない事態になってしまいますので、くれぐれも業者選びは慎重に行ってください。
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この難付着サイディングボードは2001年から「メンテナンスフリー」といううたい文句で新築の外壁に使用されるようになりました。
しかし、現実的に「ずっと塗装しなくてもいいサイディング」は、ありません。
 
2021年の現在では、このサイディングも劣化がみられ、外壁塗装の時期に突入しています。
全国的にこのサイディングに関するトラブルが非常に多く、一般のサイディングと思って何も知らずに塗装する業者が非常に多いので、トラブルに巻き込まれる方が少しでも減ればと思いこの記事を書こうと思いました。
 
しかし、実際に皆様のお住まいが難付着サイディングなのかどうかは、見ただけでは判断できません。
もし、新築の時の仕様書を保管されている場合は、サイディングのメーカーや製品名が記載されていますので、調べればすぐにわかるのですが、「どこに仕舞ったかわからない」「無くしてしまったかもしれない」という方も多いと思います。
​そこで次に、難付着サイディングかどうか見分ける方法をご紹介いたします。
難付着サイディングボードの見分け方は?
①外壁を手で触ってみて、チョーキング(手に粉がつく現象)が出るか出ないか。
難付着サイディングボードは色あせしにくく耐用年数も長いため築10年ほどではあまりチョーキングが発生しません​。
築10年以上経過しているけれど外壁に艶が残っており、チョーキングも発生していなければ難付着サイディングボードである可能性が高くなります。
​※築20年前後でもチョーキングが出ない場合もかなりあります。
②ウエス(ボロ布)にラッカーシンナーを染み込ませ、外壁の目立たない箇所を強く擦る。
一般のサイディングですと、ラッカーシンナーで強く擦れば、表面の塗装が溶けて色が落ちます。(ボロ布に塗料がつきます)
反対に、塗料がつかなければ難付着サイディングになります。
難付着サイディングは、表面の塗膜が強いのでラッカーシンナーで強く擦っても色が落ちません。
 
​これも見分け方の一つの方法です。
※ラッカーシンナーは、一般的な外壁塗装や屋根塗装の時の希釈に使われる塗料用シンナーよりも溶かす力が強いのが特徴です。
※ラッカーシンナーは、ホームセンターやインターネットなどで、一般の方でも購入できますが、火に近づけるなどの取り扱いには十分ご注意ください。
③建てたのが2001年以降
お住まいが建てられた時期をご確認ください。
光触媒などの技術が外壁材に用いられ製品として広がり始めたのが2001年以降なので、新しい建物ほど難付着サイディングの可能性が考えられます。
反対に2001年以前に建てられたお住まいは難付着サイディングの可能性が低くなります。
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難付着サイディングボードはチョーキングしません
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難付着サイディングボードに適した塗料(下塗り材)は?
難付着サイディングを外壁塗装する場合の注意点としては、必ず専用の下塗り材を使うという事が重要です。
アステックペイントの下塗り材ですと、プレミアムSSシーラープライマー(白)又は、エポプレミアムシーラープライマーJY(白)です。
このプレミアムSSシーラープライマーエポプレミアムシーラープライマーJYは、光触媒塗膜だけでなく、フッ素樹脂塗膜、無機系塗膜などの難付着塗膜にも対応していて密着性に優れています。
もちろん普通のサイディングにも密着が良いので、もしも難付着サイディングかどうか判断が付きかねる場合は、最初からこのプレミアムSSシーラープライマー(白)かエポプレミアムシーラープライマーJY(白)のどちらかを使用しておけば間違いありません。
「まとめ」

このように、難付着サイディングボードを塗装するときは、必ず専用塗料(下塗り材)を使う必要があります。

お住まいの外壁材や塗料も日々進化し続けています。

残念なことではありますが、業者によっては、古い知識のままで何も知らずに、難付着サイディングの存在すら知らない業者も存在します。

​もし、お客様がこの記事をご覧いただいて「うちの外壁も難付着サイディングなのでは?」と思われた場合は、塗り替えの見積もりの時に業者に伝えてあげてください。

 

※難付着サイディングかどうかも判別できないような業者なら、候補から除外した方が無難です。

お客様の大切なお住まいを守るためにも、難付着サイディングかどうかの判断や塗料選定など、しっかりした知識と技術を持った塗装業者に依頼しましょう。

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